週間天気 梅雨はどこへ? 危険な暑さ続く 「早すぎる夏」収まる兆しは
2022年6月26日(日)15時3分 tenki.jp
この土日は各地で記録的な暑さとなっていますが、あすからの1週間も35℃前後の暑さとなる予想です。「もはや梅雨明け」の状況は、しばらく続きそうです。
梅雨前線どこへ?
あす27日以降も九州から関東は、太平洋高気圧の圏内となりそうです。梅雨前線は北に上がりきったままで、そして後半になると、ほとんど消滅する日もあります。
九州から関東は、もはや梅雨が明けたかのような状況ですが、この時期に太平洋高気圧が張り出してくる原因としては、ラニーニャ現象の影響が考えられます。ラニーニャ現象が発生すると、夏の高気圧が発達しやすく、国内は猛暑になる傾向があります。
しばらくは南から暖かい空気が流れ込み続け、九州から東北では気温の上昇がしやすい状況が続く見込みです。
猛烈な暑さ続く
あすからの一週間も、九州から関東、東北は晴れる日が続く見込みです。最高気温は東京や名古屋を中心に軒並み35℃前後で、危険な暑さとなりそうです。気象庁は、全国の広い範囲に高温に関する早期天候情報を出して、暑さへの警戒を呼び掛けています。
最低気温に注目してみても、25℃を下回らない所が多くなる予想です。つまり、夜になっても気温があまり下がらず、寝苦しい日が続きます。昼間だけでなく、夜間もエアコンを適切に使用するなど、一日を通しての暑さ対策が欠かせません。
一方で、本来は梅雨がない北海道は、「梅雨前線」が停滞しやすく、梅雨のような天気の日が多い見込みです。
激しい運動は中止を検討
先週も運動中に熱中症のような症状が起こったケースが相次ぎましたが、あす以降も厳重な警戒が必要です。
日中の特に暑い時間は運動を原則中止、朝や夕方など比較的暑さの落ち着いている時間は、気温のほか湿度にも注意するなど、時間帯を問わず油断はできません。
運動をしていないときも、水分のこまめな補給、適度な塩分の摂取を心掛けた方がよさそうです。