梅雨の中休みは2パターン 前線が分ける暑さの種類

2019年6月26日(水)16時0分 ウェザーニュース


2019/06/25 10:31 ウェザーニュース

雨や曇りの日が続くイメージのある「梅雨」ですが、毎年「梅雨の中休み」がありますよね。
実は「蒸し暑い時」と「カラッと暑い時」があるのをご存知でしたか?

そもそも前線とは何?

「前線」とは、性質の異なる空気の境目。「暖かい空気」や「冷たい空気」の境目などにできます。

梅雨時期の一般的な気圧配置

梅雨の時期は「冷たいオホーツク海高気圧」と「暖かい太平洋高気圧」に挟まれるため、東西に長い前線ができます。
性質の異なる空気がぶつかる場所では上昇気流が起こり、雲が発生します。さらに大気の状態が不安定となり、広く雨を降らせるのです。

ポイントは梅雨前線の動き方

梅雨の中休みのパターン

そんな梅雨前線は、梅雨の間ずっと日本列島付近に停滞しているわけではありません。
前線の活動には強弱があるため、北上したり、南下したりします。
この時が、梅雨の中休みとなるのですが、前線が北上した場合と南下した場合では大きく体感が異なります。

パターン1:梅雨前線が南下

梅雨前線が南下すると、日本列島は初夏の空気に覆われます。
この時は湿度が低く、比較的カラッと暑くなる傾向にあります。

パターン2:梅雨前線が北上

逆に梅雨前線が北上すると、今度は真夏の空気に覆われます。こうなると、蒸し暑くなる傾向にあります。

いかがでしたか?
同じ「梅雨の中休み」でも、梅雨前線がどちらの方向に移動したかで、暑さの質が変化するんですね。次の梅雨の中休みは、どちらの暑さになるのでしょうか。


ウェザーニュース

「梅雨」をもっと詳しく

「梅雨」のニュース

「梅雨」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ