台風5号 暴風域を伴い小笠原諸島に接近 関東も梅雨前線による強雨
2021年6月26日(土)10時25分 ウェザーニュース

2021/06/26 10:31 ウェザーニュース
台風5号(チャンパー)は26日(土)9時現在、発達しながら北上を続け、明日の未明に暴風域を伴ったまま小笠原諸島にもっとも近づく予想です。
ただ、暴風域は進路の一番東を通ればかかる程度で、小笠原諸島では暴風にはならない見込みです。
雨は強まっても一時的で、雨風が強まらなくても海はしけとなります。うねりを伴った高波に警戒が必要です。特に今日の午後から明日27日(日)昼頃にかけて高くなりますので、海には近づかないでください。
その後は進路をやや東寄りに変えて、28日(月)午後には本州の東の海上で温帯低気圧に変わる見込みです。
▼台風5号 6月26日(土)9時
存在地域 日本の南
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北北東 25 km/h
中心気圧 980 hPa
最大風速 35 m/s
最大瞬間風速 50 m/s
関東は強い雨に注意

27日(日)から28日(月)にかけての雨の予想
台風5号の北上に伴って、本州の南海上に停滞している梅雨前線も本州南岸まで北上する見込みです。台風は陸地から離れたところを北上するため、本州では台風の直接的な影響はないものの、台風周辺の暖かく湿った空気が梅雨前線に流れ込んで前線の活動が活発になります。
明日は関東や伊豆諸島を中心とした東日本の太平洋側で強い雨、山沿いでは大雨となるおそれもあるため、今日のうちに側溝や雨樋の掃除をしておくと良さそうです。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「チャンパー(Champi)」はラオスが提案した名称で、由来は「赤いジャスミン」の花です。