北海道で1時間に約100mmの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
2021年6月28日(月)16時20分 ウェザーニュース
2021/06/28 16:18 ウェザーニュース
北海道で局地的に雨が強まっています。
気象庁は、16時00分までの1時間に日高町日高西部付近で約100mm、占冠村東部付近で約90mmの猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表しました。
北海道付近では18時前後にかけて、低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。
気象庁が記録的短時間大雨情報を発表
▼北海道で猛烈な雨
16時00分までの1時間に、
占冠村東部付近で約90mm(解析雨量)
日高町日高西部付近で約100mm(解析雨量)
今日の北海道は内陸部で32℃を超えるなど厳しい暑さとなりました。その一方で上空5500m付近に−10℃以下の寒気があり、大気の状態が非常に不安定です。昼前から山沿いを中心に雨雲が発達し、局地的に激しい雨を降らせています。
夕方にかけて雨雲の発達しやすい状況が続く見込みで、警戒が必要です。
記録的短時間大雨情報とは
その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。