関西 30日から7月1日は24時間で100mm以上の大雨の所も 河川の氾濫に注意
2023年6月29日(木)16時17分 tenki.jp
あす30日(金)は梅雨前線が日本海に停滞し、あさって7月1日(土)には梅雨前線が次第に南下してくる見込みです。前線の活動が活発になるため、関西では大雨になる可能性があります。24時間で100mm以上のまとまった雨の降る恐れがあり、注意が必要です。
滋賀県ではきょう29日(木)は、指定河川が避難判断水位に到達し氾濫警戒情報が発表されていました。あす30日(金)からあさって1日(土)も再び水位が上昇する恐れがありますので、河川の氾濫などにも警戒してください。
梅雨も後半 6月30日(金)、7月1日(土)も梅雨前線の活動が活発になり雨が降りやすい 災害級の雨に注意
あす30日(金)は、梅雨前線が日本海にのびて、前線上を低気圧が通過する見込みです。梅雨前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるでしょう。あさって1日(土)は、日本海の梅雨前線が次第に南下して西日本を通過する見込みです。前線の活動は活発な状態が続くため、24時間で100mm以上のまとまった雨の降る恐れがあります。また、雨の降る時間が長引くことで雨量も多くなりますので、注意が必要です。
近畿地方では5月29日ごろに梅雨入りし、梅雨も後半です。これからの時期は活発な梅雨前線の影響で大雨となることがあります。河川が増水したり、斜面が崩れたりすることもありますので、危険な場所には近づかないようにしてください。
川の氾濫が発生 避難時の注意点は
いざ、川の氾濫が発生してしまった場合、避難する際に注意すべき点は、次の3つです。
1. できるだけ早く、川から離れましょう。その際、氾濫した水は、茶色く濁っているので、水路と道路の境や、ふたが開いているマンホールの穴が、確認できません。やむを得ず、氾濫した水の中を歩いて避難する時は、棒や傘などで、足下を確認しながら移動しましょう。
2. 氾濫した水の流れは、勢いが強いので、あっという間に浸水してしまいます。水の深さが50センチくらい(大人の膝程度)だと、歩くのが困難になりますし、50センチ以上になると、車で避難した場合、車ごと流されてしまう危険性があります。状況が悪化する前に、早めの避難行動を心がけてください。
3. 家の周辺が冠水してしまった場合は、外に出る方がかえって危険です。また、離れた避難所に行くことが困難な場合は、緊急避難として、近くにある、高い堅牢な建物にとどまることも、選択肢の一つです。
自治体からの避難情報や、災害情報、気象情報を確認し、安全確保を第一に考え、なるべくリスクを少なくする行動をとってください。