列島に台風、湿った空気、前線、強い日射

2018年6月30日(土)8時27分 tenki.jp

沖縄は暴風と激しい雨、西日本は大雨、東日本は厳暑と天気急変、北日本は厳暑と雷雨に注意が必要です。

台風7号北上中 沖縄は猛烈な風 西日本は滝のような雨

台風7号は沖縄の南をゆっくり北上しています。今後、やや速度をあげて、あす(7月1日:日曜)には暴風域(風速25メートル以上)を伴って沖縄地方にかなり接近する恐れがあります。また、前線は日本海から北海道へ延びていますが、この前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が次々と流れ込むでしょう。西日本では大気の状態が非常に不安定となり、あちらこちらで雨雲が発達する見込みです。
【沖縄と奄美地方で予想される最大瞬間風速と波の高さ(あす7月1日までに予想される値)】
予想される最大瞬間風速は、沖縄地方が40メートル、奄美地方が30メートルです。
※道路標識や看板が落下、走行中のトラックが横転するほどの猛烈な風が吹く恐れがあります。
予想される波の高さは、沖縄地方が7メートル、奄美地方が6メートルです。
【沖縄と九州、中国、四国地方で予想される雨量】
あす7月1日午前6時までの24時間雨量は、九州南部と四国は200ミリ、九州北部と中国地方は100ミリ、沖縄地方は80ミリです。
※局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨(滝のように降る雨)の恐れがあります。
※沖縄地方は台風の接近に伴ってあす(7月1日)はさらに雨量が増える恐れがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒してください。また活発な雨雲の下では竜巻のような激しい突風が吹くこともあるため、落雷や竜巻にもご注意ください。
近畿も雲に覆われて、所々でカミナリを伴った激しい雨が降る見込みです。いったん雨がやんだ後も油断せず、空模様の変化にお気を付け下さい。

熱帯の空気に強い日射 関東甲信、東北南部で暑さ厳しい

南風にのって暖かな空気が流れ込んでいる中、さらに強い日差しの照り付ける関東甲信や東北南部では、気温が33度前後まで上がる所が多いでしょう。体にこたえる厳しい暑さです。埼玉県の熊谷や秩父では最高気温が35度と予想され、猛暑日になるでしょう。各地とも日が傾いてもなかなか気温が下がらず、暑さを感じる時間が長く続く見込みです。無理をせず、適度な休憩とこまめな水分補給をしながら、熱中症予防をしてください。なお、気温の上昇と湿った空気の影響で、昼過ぎからは大気の状態が不安定になり、山沿いを中心に雨雲やカミナリ雲が発生するでしょう。短時間にザッと激しい雨の降ることもありそうです。空模様の変化にご注意下さい。
東京都心、前橋、甲府、福島、山形の最高気温は33度の予想です。

日差し少なくても蒸し暑い 東海、北陸、東北北部と北海道

東海や北陸、東北北部と北海道は雲が多く、所々で雨や雷雨があるでしょう。日差しは少ないものの、南から流れ込む湿った空気の影響で気温は高めです。最高気温は平年の値を5度以上も上回る所があるでしょう。東海や北陸は30度から33度くらいで、かなり蒸し暑く感じられそうです。熱がこもらないようにこまめに汗を拭きましょう。水分補給もこまめにするようにしてください。東北北部と北海道は27度前後の予想で、こちらもムシムシした暑さです。汗をかいても乾きづらく、肌にまとわりつくような感じがするでしょう。風通しをよくしてお過ごしください。食品の管理などにも注意が必要です。

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