東海地方 危険な暑さのピークは1日 内陸部で40℃に迫るか 名古屋市38℃予想

2022年6月30日(木)15時39分 tenki.jp

記録的な暑さに見舞われている東海地方。この危険な暑さのピークはあす7月1日(金)です。内陸部を中心に40℃に迫る所もあり、名古屋市は38℃予想です。

続く危険な暑さ 40℃近い高温も

きょう30日も、東海地方は記録的な暑さに見舞われました。40℃近くまで上がった所もあり、15時までの最高気温は静岡県浜松市天竜区船明(天竜)と岐阜県多治見市39.4℃、愛知県豊田市39.3℃、岐阜県美濃市39.1℃と、いずれも統計開始以来、6月としては最も高い気温を観測。また、名古屋市も37.9℃と、6月1位の高温となりました。この猛烈な暑さは、一日だけでなく長く続いていることも特徴で、名古屋市は27日からきょう30日まで4日連続の猛暑日となっており、6月の連続猛暑日記録をさらに更新しました。

夜も熱中症対策をしっかりと

今夜、暑さを和らげてくれる夕立は一部の地域で、夜間も気温はあまり下がらない所が多くなりそうです。連日の猛烈な暑さで体に疲れがたまっていることと思いますので、夜間もエアコンを適切に使い、できるだけ睡眠をしっかりとるよう心掛けましょう。寝る前に水分を補給し、目が覚めた時にもすぐに飲めるよう、枕元に水分を用意しておくのもよさそうです。

あす7月1日はもっと暑い

この危険な暑さは、あす7月1日がピークとなりそうです。あす1日も東海地方は高気圧に覆われ、強い日差しがギラギラと照りつけます。内陸部では40℃に迫るような暑さの所も出てくるでしょう。名古屋市は38℃の予想です。また、内陸部だけでなく、広い範囲で猛烈な暑さが続き、きょうよりさらに高温となる所も多いでしょう。7月としても記録的な高温となることが考えられます。

熱中症を引き起こす条件

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

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