広範囲で1ヶ月雨量の倍以上を記録 歴史的大雨に引き続き厳重警戒

2018年7月6日(金)11時35分 ウェザーニュース


2018/07/06 11:55 ウェザーニュース

梅雨前線の活動は依然として活発で、今日6日(金)も西日本を中心とした広い範囲で激しい雨が降っています。

広域で記録的な大雨

11時00分までの24時間の雨量は、高知県魚梁瀬で636.5mm、佐賀県北山で378.5mm、和歌山市で329.5mmなど広いエリアで300mmを超える雨量を観測。7月1ヶ月分の雨量の倍以上という所が多くなっています。
広域で記録的な大雨となっていることから、気象庁は大雨特別警報の発表の可能性もあると会見で伝えています。
すでに土砂災害や河川の氾濫による浸水被害が各地で発生しており、この後の雨でさらに被害拡大が懸念されます。

既に約一週間で1200mmを超える雨を観測

西日本は台風7号の接近前から局地的に激しい雨が降って大雨となり、特に四国で降水量が多くなっています。6月28日から今日6日(金)10時までの約8日間の期間積算雨量は、高知県馬路村の魚梁瀬(やなせ)で1357ミリに達するなど、高知や徳島では1,000ミリを超える記録的な大雨となっています。
期間降水量TOP5(6月28日〜きょう午前10時)
1.高知県安芸郡馬路村
 魚梁瀬(ヤナセ)1357.0mm)
2.徳島県那賀郡那賀町
 木頭(キトウ)1125.5mm)
3.高知県香美市
 大栃(オオドチ)1070.5mm)
4.高知県長岡郡本山町
 本山(モトヤマ)1035.5mm)
5.高知県香美市
 繁藤(シゲトウ)1015.0mm)

8日(日)にかけてさらなる大雨に警戒

8日(日)夜までに予想される雨量は九州や中四国の山沿いを中心に300〜400mmに達し、場所によっては新たに500mmの雨の降る見込みです。
四国では6月28日にからの降り始めの雨量が1300mm(注:東京の年平均降水量は1529mm)に達していることがあり、甚大な災害に繋がる恐れがあります。少なくとも8日(日)までは厳重な警戒が必要です。


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