二十四節気「小暑」七十二候「温風至」 もう少しで本格的な夏に

2019年7月7日(日)5時15分 ウェザーニュース


2019/07/07 05:14 ウェザーニュース

7月7日は、二十四節気「小暑(しょうしょ)」、七十二候「温風至(あつかぜいたる)」。
暦の上では本格的な夏に向かう頃と言われています。

本格的な夏はすぐそこ

もう少しすると、各地から梅雨明けの便りが聞こえてきますが、梅雨が明けたらいよいよ夏の始まりです。小暑はそんな本格的な夏の少し前を指します。次の二十四節気「大暑」までに、体を少しずつ暑さに慣らしていく必要がありますね。
また、小暑からは暑中見舞いの季節。今では書く人も少ないですが、送ってもらえると意外に嬉しいものです。
仕事などで遠く離れた実家になかなか帰れない…という方は、気持ちが伝わる手書きの暑中見舞いなんて出してみるのも良いかもしれません。

温風はフェーン現象と関係あり?

季節は夏へと移り変わり、ヒンヤリと気持ちの良い風から、モワッとした熱い風へと変化していきます。一説によると、この時期に吹く熱い風は、フェーン現象によるものではないかと言われています。
フェーン現象とは、山の斜面にぶつかった風が山を越え、反対側に吹き降りる時、暖かく乾いた空気となっているため、周囲の温度を上昇させる現象です。
この現象による気温上昇はかなりのもので、1933年には山形市で最高気温40.8℃を記録しました。風上の新潟も33℃と暑かったのですが、風下の山形は比べ物にならないくらい気温が上がりました。
夏はただでさえ気温が高いのに、そこに温風まで加わってはたまったものではありません…。
フェーン現象が起きやすい地域は、急に気温が上がるので、体調管理に注意が必要です。屋外・屋内問わず万全な熱中症対策を行ってください。


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