所沢市の同級生刺殺事件 同じ中学校で「過去にも自殺者が出ていた」という実態とは…

7月8日(月)18時20分 しらべぇ

教室(maroke/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

5日、埼玉県所沢市で起きた同級生刺殺事件。同じ中学校で、昨年と一昨年に自殺者が出ていたことが取材で分かった。しらべぇ取材班は、警察、消防、教育委員会のほか学校や生徒を追った。

 

■ドクターヘリも出動

消防によると、5日に男性から「中学生が路上に倒れている」と119番通報が入り、救急車2台、消防関係車両1台、ドクターヘリが現場に出動。現場が騒然とする中、埼玉医科大学総合医療センターに被害生徒(13)は救急搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。

埼玉県警捜査第1課少年捜査課及び所沢署の合同捜査班は、6日所沢市在住の少年(14)を殺人未遂の疑いで逮捕。容疑は自宅において、被害者の腹部などを刃物のようなもので刺すなどしたもの。少年は容疑を認め、「教科書のことでけんかになった」などと述べている。

少年は駆けつけた警察官に当初「自殺をした」と説明していたが、所沢署で事情を聴いたところ、自分が刺したと話したという。

 

■2年続けて自殺が発生

加害者と被害者は同じ卓球部に所属する2年生。この中学の教務主任によると「二人にトラブルは今のところ確認できていない。詳細を調査中で、一昨年と昨年の自殺については、教育委員会にすべて報告をあげている」と答えた。

一方、所沢市教育委員会は「加害者から学校に相談があったのは事実。一昨年の自殺は、いじめやその他の要因で既に第三者委員会が立ち上がっている。昨年の自殺についても、第三者委員会設置を進めているところ」と回答。

この学校に通う中学2年生の生徒は「2年生の中ではいじめはなかったと思う。3年生と1年生の学年や卓球部についてはわからない。教師に気軽に相談できる雰囲気はあった。同級生がこういうことになってショックを受けている」と答えた。

なお、この学校では「心のアンケート」を実施しているが、文科省が求めている「いじめアンケート」とは様式が異なるものだ。

 

■犯行の要因は何なのか…

ネット上では犯行の要因は何なのかという声があがっている。

「衝動的だとしたら本当に些細な理由に思えるけれども、これまでの鬱憤が累積した結果なのか捜査結果を知りたいです」

 

「担任や学校がトラブルを把握していないなんて良くある話。部活も一緒でグループも同じなら色々あったんだろうね。まぁどんな理由があろうとも、刺す殺すは絶対に許されない手段なんだけど」

 

「刃物なんて、家にはいくらでもあるし、学校でもハサミやカッターはあります。ただ、それを人に向けるか向けないか、その境目は、何なのでしょうか?」

 

昨年と一昨年に重大事案が発生していたにも関わらず、今年もまた起きてしまった。なぜこのようなことが立て続けに起きているのか。根本的な検証が待たれる。


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(文/しらべぇ編集部・おのっち



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