週間 梅雨の終わりはまだ見えず 度重なる大雨に警戒

2020年7月9日(木)13時7分 tenki.jp

梅雨前線による大雨は来週にかけても続く恐れがあります。九州から関東甲信では土砂災害や河川の増水、氾濫の危険が高まっている所がありますので、少しの雨でも厳重に警戒をしてください。

金曜日も前線の活動が活発に

あす10日は前線がゆっくり北上し、日本海から東北地方に達する見込みです。前線上には低気圧が発生し、11日にかけて日本海に進むでしょう。前線の活動が活発になり、九州から関東甲信にかけてカミナリを伴って滝のような非常に激しい雨の降る所がありそうです。

広い範囲で土砂災害・河川の増水・氾濫に警戒を

この先の週間予報でも、北海道をのぞいて、曇りや雨の梅雨空が続く所が多い見込みです。これまでの雨に加えて各地で大雨が降り、降り始めからの雨量がさらに増える所がありそうです。既に鹿児島県鹿屋市では、降り始めからの総降水量が1000ミリを超えていて、平年7月の1か月分の雨量の3倍にも達しているなど、記録的な大雨となっている所が多くあります。既に土砂災害が発生していたり、洪水が発生したりしている所もあり、さらなる災害の危険がありそうです。九州から関東甲信にかけての広い範囲で、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫に警戒や注意をしてください。

梅雨の終わりはまだ見えず 大雨への心構えを

来週にかけても本州付近には前線が停滞し、さらに前線上を低気圧が度々通過する見込みです。西日本では14日(火)頃にかけて大雨の可能性があります。九州南部の「梅雨明け」の平年は7月14日ごろですが、昨年と同様、今年も平年より遅くなる可能性があります。梅雨前線による大雨の影響はまだまだ続きそうですので、まだ被害が出ていない地域でも、常に最新の情報を確認しながら、大雨への心構えをしておくようにしましょう。

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