戦後70年の日本の空に零戦を飛ばす「零戦里帰りプロジェクト」 鹿屋基地でエンジンを始動、飛行実現へ前進

2015年7月13日(月)0時5分 BIGLOBEニュース編集部

戦後70年の日本の空に零戦を飛ばす「零戦里帰りプロジェクト」 鹿屋基地でエンジンを始動、飛行実現へ前進(c)零戦里帰りプロジェクト

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戦後70年の日本の空に零式艦上戦闘機を飛ばす「零戦里帰りプロジェクト」。プロジェクトを推進するゼロエンタープライズ・ジャパンは、海上自衛隊鹿屋基地内で管理していた零式艦上戦闘機の組み立てを完了し、7月7日にエンジンの始動テストを実施したことを発表した。


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第二次世界大戦で活躍した零戦だが、現在、飛行可能な機体は世界に5機しか残っていない。そのうち日本人が所有している機体は、このプロジェクトの1機のみとなっている。型式は二二型。クラウドファンディングによる組み立て資金の調達や、海上自衛隊鹿屋基地の隊員の研修教材としての提供を経て、このプロジェクトは進められてきた。


今回の組み立てやエンジンの始動テストは、この機体がアメリカ連邦航空局(FAA)の所属機であることから、FAA公認整備士資格のA&P及びIAを有するデイビッド・アレン氏を米国から招き、同氏の指揮監督下で実施。エンジン始動テストでは、エンジンやプロペラの不具合は確認されなかった。


期待される国内での飛行は、所轄官庁から許可が得られれば実現する。飛行に際しては、零戦の免許を取得した日本人操縦士が存在しないため、今回は米国の操縦士による飛行となる予定だ。


組み立ての完了した零戦1


組み立ての完了した零戦2


組み立ての完了した零戦3


組み立ての完了した零戦4


組み立ての完了した零戦5


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(c)零戦里帰りプロジェクト

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