中国地方 向こう一週間も梅雨の出口は見えず

2020年7月10日(金)16時51分 tenki.jp

例年に比べて、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱いため、梅雨前線はこの先一週間も西日本付近に停滞する日が続くでしょう。
この先も、中国地方は曇りや雨の降る日が続き、今のところ梅雨の出口は見通せない状況です。
特に、13日(月)から14日(火)は中国地方が梅雨前線の南側に位置し、暖かく湿った空気の流れ込みが強まる見込みです。
この2日間は雨の降り方が強まり、大雨になるおそれがあります。

これから今夜にかけて急な激しい雨に注意

豊後水道から山陽の西部に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、山口県の東部から広島県にかけての瀬戸内側を中心に発達した雲が見られます。
これらの雨雲は東へ進んでいるため、これから今夜にかけては、山陽を中心に一時的に激しい雨の降るところがあるでしょう。
広島県の南西部では、土砂災害危険度分布が赤色の表示になっており、土砂災害には厳重な警戒が必要です。

11日(土曜日) 山陽を中心に激しい雨の降るおそれ

あすの土曜日も、中国地方には暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続く見込みです。
雨は断続的な降り方で、やむ時間もありますが、油断をしていると急に雨雲の発達するおそれがあります。特に、未明には山口県と広島県など地盤の緩んでいるところを中心に激しい雨の降る時間があるでしょう。
土砂災害に加えて、アンダーパスなど低い土地の浸水や、川の増水に対しても注意が必要です。

12日(日曜日) 雨は小康状態に

太平洋高気圧の張り出しが幾分弱まり、梅雨前線は西日本から東日本の南岸沿いまで南下するでしょう。
暖かく湿った空気の流れ込みは本州の太平洋側まで南下するため、中国地方の雨は小康状態になる所が多くなる見込みです。
ただ、雨はやんでも急な崖や川には近づかないようにしましょう。
なお、梅雨前線が予想ほど南下しなかった場合には、雨の降る時間が長くなるため、
週末の天気はできるだけ最新の情報で確認するようにお願いします。

tenki.jp

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