本州内陸部で局地的に激しい雨 明日は広域雷雨で東京も注意

2021年7月10日(土)16時30分 ウェザーニュース

2021/07/10 16:22 ウェザーニュース

今日10日(土)は梅雨前線の影響が小さくなった中国から関東、東北にかけては日差しが届いて暑くなりました。午後になり内陸部では局地的に雨雲が発達し、激しい雨の降っている所があります。

大気の状態が不安定で雨雲が発達

日本列島の上空には暖かく湿った空気が流れ込んでおり、空気中の水蒸気量が多くなっています。日差しが届いて地上付近の気温が上がる一方で、上空の冷たい空気が南下しているため、大気の状態が非常に不安定です。
午後になり本州の山沿いを中心に雨雲が急速に発達してきました。16時までの1時間には岐阜県下呂市・萩原で25.5mm、島根県安来市・伯太で17.5mm、栃木県日光市・足尾で11.5mmの雨を観測しています。北関東など東日本や東北は上空の気圧の谷の影響で雨雲が弱まりにくく、夜にかけて局地的な激しい雨に注意が必要です。

明日はさらに広域で雷雨のおそれ

11日(日)の予想天気図

明日11日(日)は上空の寒気がさらに南下し、今日以上に広い範囲で大気の状態が不安定になる見込みです。九州から関東、東北にかけての内陸部を中心に午後は雨雲が発生、発達が予想されます。
山沿いや内陸部で発達した雲は、上空の風の流れによってゆっくりと東や南東方向に広がり、東京都心など平野部の市街地でも雨の降る所が多くなります。
1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨や、落雷、突風などのおそれがありますので、日差しが出ていても油断をせず、天気の急変に備えてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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