西日本豪雨の教訓「遠くの避難所より近くの3階建て以上に逃げろ」

7月11日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町  Photo:Reuters/AFLO

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西日本を襲った豪雨による被害者は6月10日になってもさらに拡大、13府県で死者は130人、行方不明や連絡が取れない人は74人に上るなど、未曾有の被害となっている。なぜここまで被害が拡大したのか。その原因と、今後の対策について、災害の専門家で災害リスク評価研究所の松島康生氏に話を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン副編集長 田島靖久)


バックビルディング現象で

積乱雲がとどまり激しい豪雨に


──西日本を襲った豪雨ですが、なぜ記録的な降水量をもたらしたのでしょうか。


 梅雨前線が北九州から中国・四国地方、関西地方まで上がり、そこで停滞してしまいました。そこへ、南から暖かく湿った空気が継続的に流れ込むことで、最大高度約7キロメートルの積乱雲が帯状に連なる「線状降水帯」が多発、「線状降水帯」が発生したため長雨が続いたと考えられます。


 さらに、積乱雲の成り立ちを詳しく見ると、積乱雲の風上に次の積乱雲が連鎖的に発生する「バックビルディング現象」が見られます。通常、積乱雲の“寿命”は30〜60分程度と言われていますが、この現象が起きると、一つの積乱雲が同じ場所に長くとどまる形となり、激しい雨を降らし続けてしまうのです。


 この「バックビルディング現象」は、2014年8月の広島土砂災害や、15年9月の鬼怒川水害、そして昨年7月の九州北部豪雨でも見られた現象です。





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