12日から 金星と火星が接近 今夜は細い月もコラボ
2021年7月12日(月)11時47分 tenki.jp
12日月曜〜14日水曜の日没後、しばらく経つと、金星と火星が、かなり近づいた様子が見られます。今夜は細い月とのコラボも。ぜひ、西の空を見上げてみては、いかがでしょうか。
金星と火星 今夜は 細い月もコラボ
12日月曜、日が沈んでしばらくすると、西〜西北西の空の低い所に、金星が輝きます。金星の近くには、それほど明るくはありませんが、火星が接近して見えるのです。さらに、細い月も近づき、夜空を彩る姿を楽しめます。低い所で見られるので、西〜西北西にかけて、なるべく見渡せる所を選ぶのがポイントです。
また、金星の明るさは、火星の約200倍です。日が沈んでしばらくということで、空がまだ真っ暗になりきっていないこともあり、肉眼では、火星が見えにくいかもしれません。双眼鏡や小さな望遠鏡を使うと、見えやすくなりますので、お持ちの方は試してみるのがおススメです。
星空指数は?
気になる天気ですが、12日月曜の夜は、九州から北海道にかけて、広い範囲で大気の状態が不安定になるため、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。ただ、西から晴れのエリアが広がってくるので、沖縄や九州から近畿では、星や月を見られる所もありそうです。
この金星と火星の共演は、13日火曜に最も近づいて見え、14日水曜まで楽しめるでしょう。12日月曜の夜に、観察にはあいにくの天気の所でも、今週前半は、ぜひ、夜空を見上げてみてください。