【蓮始開】仏教とも深い関わりがある美しき花とは…？
2018年7月12日（木）6時55分 ウェザーニュース
2018/07/12 06:15 ウェザーニュース
12日からは、七十二候「蓮始開（はすはじめてひらく）」が始まります。
美しきものは短命
この季節、ウェザーニュース会員の方からは、たくさんの蓮の花のリポートが届いています。
夏の暑さも忘れ、思わず見とれてしまいますね。
夜明けとともに水を弾いて優雅な花を咲かせる蓮の花。
しかしタイトルにもあるように、花の命は3日〜5日と非常に短いものなのです。
キレイな水ではなく、泥の中でも美しい花を咲かせ、気高く清らかな姿に、古代の人達は極楽浄土を見たといいます。また、仏教では、慈悲の象徴とされています。
蓮の花が開くときっていつ？
そんな蓮の花ですが、実は限られた時間帯しか見ることが出来ません。
開花時間は早朝、特に見頃は午前7時〜9時頃のようです。
これからの時期、上野の不忍池に蓮の花を見に行かれる方も多いかと思いますが、朝から気温は上がりますので、熱中症対策はお忘れなく。
レンコンで夏バテ防止！！
「蓮って結局レンコンでしょ？！」
もちろん正解です。
しかし厳密にいうと、蓮は食用蓮と観賞蓮（花蓮:はなはす）に分けられます。レンコンは食用蓮なんですね。
レンコンは暑くなるこれからの時期にピッタリの食材です。
レンコンにはムチンが含まれているため、冷たいものを摂りすぎたために、からだ（特に胃腸）が冷えて、食欲不振などを伴う夏バテになるのを防ぐ効果があります。
ぜひ今晩のおかずにレンコンを加えてみてはいかがでしょうか？！
参考資料など
京都花蓮研究会「ハスを知ろう」http://www.ihasu.net/cultivation.html
NHK 解説委員室「視点・論点 「植物と仏教との関係」」http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/215890.html
