<受刑者逃走>被告「間違いない」 松山地裁で初公判

7月13日(金)19時43分 毎日新聞


 松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から4月、受刑者が約3週間にわたって逃走した事件で、単純逃走や窃盗などの罪に問われた平尾龍磨被告(27)の初公判が13日、松山地裁(末弘陽一裁判長)であり、平尾被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。


 検察側は冒頭陳述で、規律違反をしたため受刑者でつくる自治会の委員から外された平尾被告が「立場が最も下になり居場所がなくなったと考えた」と指摘。人間関係から逃れたいと思い、寮舎のげた箱に「すいませんでした」と書いた手紙を残して逃走したと説明した。


 初公判では法廷に通常より多い、刑務官約10人が配置された。平尾被告は終始落ち着いた様子。逃走した理由を述べようとして、末弘裁判長に「被告人質問で聞きます」と遮られる場面もあった。


 起訴状によると、平尾被告は4月8日午後6時ごろに逃走。近くの民家から自転車や車などを盗んだとされる。


 県警などによると、逃走後は広島県尾道市の向島で民家の屋根裏などに潜伏。同24日夜に泳いで本州に渡り、同30日に広島市内で身柄を確保された。


 平尾被告は潜伏中に民家から現金を盗んだなどとして別の窃盗罪でも起訴されており、併合審理される見通し。【中川祐一】

毎日新聞

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