<西日本豪雨>養殖の川魚19トン酸欠などで死ぬ 岐阜

7月14日(土)12時31分 毎日新聞

土砂や流木が詰まり養殖魚が酸欠死した養殖場の取水口。現在は復旧している=岐阜県飛騨市河合町保で2018年7月13日、大竹禎之撮影

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 西日本豪雨で、岐阜県飛騨市の河川周辺ではイワナなど養殖の川魚約19トンが酸欠などで死ぬ被害が出た。


 同市河合町保の河合漁業生産組合=組合員7人、中尾征夫組合長(74)=では、栗ケ谷川そばに設けた養殖池23面(計約900平方メートル)で養殖していたイワナ7トンとニジマス1トンを失う被害が出た。


 中尾組合長によると6、7両日の大雨で、養殖池への水の取り入れ口に土砂や流木などが押し寄せた。新鮮な谷水が供給されず、魚の9割が酸欠死した。


 8月半ばごろに出荷予定だった魚と、再来年に出荷する魚の卵を採るための親魚だった。被害額はイワナ約900万円、ニジマス約700万円になるという。平年は年間約130トンの川魚を出荷している。


 組合長は大雨の中、取水口の土砂を夜通し撤去しようとしたが、結局、川の流量が増して危険となり、退避した。「6、7日の2日間で2時間くらいしか寝られなかった」


 その後、知人らの協力で13日までに土砂をほぼ撤去し、生き残った魚へ谷水が供給されるようになった。中尾組合長は「また一から始める」と話した。


 県によると、同市全体ではイワナ計7トン、ニジマス計12トンの被害があった。郡上市和良町の養殖場でも、取水している谷水や用水が大量に流れ込み、池の水があふれてアマゴの稚魚6万匹が流れ出た可能性があるという。県などが詳細を確認している。【大竹禎之、岡正勝】

毎日新聞

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