「HIV感染理由に不採用」病院運営法人を提訴

7月14日(土)9時14分 読売新聞

 エイズウイルス(HIV)感染を理由に病院職員の内定を取り消されたとして、北海道内の30歳代男性が13日、病院を運営する北海道社会事業協会を相手取り、330万円の賠償を求めて札幌地裁に提訴した。

 訴状によると、男性は昨年12月、同協会が運営する道内の病院の求人にソーシャルワーカーとして応募し、内定を得たが、男性が過去にこの病院で受診した際のカルテを調べた病院側から1月、面接時に男性が「持病はない」と虚偽の事実を述べたなどとして、一方的に内定取り消しを告げられたという。

 男性は2009年にHIV感染が判明したがエイズは発症していないといい、「エイズ患者に対する差別や偏見が残っていて、人権侵害だ」と訴えている。代理人の加藤丈晴弁護士は、「採用とは無関係のカルテを調べて採用の可否に利用することは個人情報保護法に違反し、社会通念上許されない」と述べた。

 同協会は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

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