【週刊地震情報】2018.07.15 佐賀県を震源とする地震発生

2018年7月15日(日)16時0分 ウェザーニュース


2018/07/15 16:06 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は前の週に比べると減少しています。震度3以上は3回観測されたものの、4以上はありませんでした。(7月9日〜14日の集計)

国内:佐賀県を震源とする震度3の地震

9日3時53分頃、佐賀県南部を震源とするM4.1の地震が発生。佐賀市や福岡市、久留米市などで震度3を観測しました。
1923年の統計開始以来、佐賀県南部を震源とする最大震度3以上の地震は4回で、比較的珍しいエリアでの発生です。
過去にも佐賀県を震源とする被害地震はあまり知られておらず、1703年に小城市付近で発生したものや、1831年に佐賀市付近のM6.1の地震くらいしかありません。
今回の震源は日向峠−小笠木峠断層帯に含まれる、板屋峠断層に近いと見られます。
日向峠−小笠木峠断層帯の活動については詳しくわかっていないため、政府の地震調査委員会による発生確率は発表されていません。

海外:キラウエア火山周辺の地震活動は継続

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は1回発生しました。13日にバヌアツ近海でM6.4の地震が発生。
深さが170kmほどと深いため、揺れや津波による影響はありませんでした。
一方でハワイ・キラウエア火山での地震活動は継続中です。M5以上の地震は概ね1〜2日に1回程度と、これまでと変わらない頻度で発生しています。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。


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