問題を見て、覚えた知識をいかに「思い出せる」か

7月17日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

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「覚える」だけではなく、

「思い出せる」ことに重点を置く


 どんなに知識を吸収し、記憶にとどめていたとしても、いざ試験問題を目の前にしたときにそれが思い出せなかったら意味がありません。ただ「覚える」だけではなく、「思い出せる」ことに重点を置く必要があるのです。


 試験当日は、普段とは違う緊張した状況のなか、何十問も問題を解いていかなくてはなりません。私も数々の試験を受けてきましたが、これは本当に疲れることだと毎回思います。途中で集中力が途切れ、わかっているはずの問題が解けなくなってしまうこともあります。一問一問にかける時間を極力短くすることが重要なので、問題を見た瞬間にパッと答えを思い出せるようにするため、思い出す訓練をしておきましょう。


「覚えたつもり」をなくす


 今勉強したばかりの内容を、本を閉じて暗唱できるか試してみましょう。本を見ながら勉強していると、「覚えたつもり」になってしまいがちです。「たった今やっていたのだから当然覚えているだろう」と思っていても、何もない状態では意外と出てこなかったりするものです。しっかり覚えられていなかったら、何度か繰り返して暗唱してみましょう。回数を重ねることで、記憶に定着するようになります。全部の問題でこれをやろうとすると時間がかかるので、とくに注意しておきたい箇所、何回やっても思い出すのに時間がかかる箇所にしぼってやってみてください。


 これは、思い出す訓練であると同時に、覚えているかどうかのチェックにもなります。


「覚えたつもり」を避けるため、「空き時間に思い出す訓練用の問題をストックしておく」ことも、私は折に触れてやるようにしています。この方法は、たとえば「京都五山」や「国民の3つの義務」など、いくつかの固有名詞や用語を全部思い出せるかどうか確認したい場合に、とくに適しています。


 メモ帳でも、携帯電話のメモ機能でもいいので、「京都五山」などと問題を簡潔にメモしておいて、何も見ないで5つの寺院を全部思い出せるかどうかやってみます。20秒以上時間をかけても思い出せないのであれば、それは「覚えていない」ということなので、思い出す努力を続けるより答えを見てしまったほうが早いでしょう。すぐに答えを見られるよう、答えも一緒にメモしておくといいですね。


 確実に答えを思い出せるようにするためには、いくつか覚え方のパターンを考えておくのがコツです。覚え方が一つしかないと、それを忘れてしまったら思い出せませんが、何パターンかあればリスクが下がります。


 みなさんもご存じだと思いますが、コロンブスの新大陸発見の年号、1492年の覚え方は「いよくに(1492)もえるコロンブス」「いよ(14)ー、くに(92)がみえるぞコロンブス」など、いくつかありますよね。このように、覚え方を複数用意しておくと安心です。


 覚え方のパターン・方法については、次の項から紹介していきます。覚えやすいと思うもの、自分に合ったものを適宜ピックアップして使い分けてください。

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