台風6号は沖縄に接近へ 熱帯低気圧の発生が相次ぐ可能性あり 日本への影響は?

2021年7月18日(日)13時57分 tenki.jp

台風6号は、18日夕方から23日頃に沖縄地方に接近する恐れがあります。今後、7月末にかけて、南の海上で、台風のたまご、ともいわれる熱帯低気圧の発生が相次ぐ可能性があります。

台風6号 今後発達 沖縄に接近へ

台風6号は、18日正午、日本の南を、北北西へ時速15キロで進んでいます。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルです。大東島地方では東風が強まっており、13時までの最大風速は、北大東空港で15.1メートルを観測しました。
台風6号は、今後発達しながら、本州付近を覆う高気圧のふちに沿って、日本の南をゆっくり北北西へ進むでしょう。18日夕方から23日頃にかけて、沖縄地方に接近する恐れがあります。沖縄本島近海から東シナ海を進む頃は、強い勢力になるでしょう。

沖縄 暴風に厳重警戒

大東島地方では19日は非常に強い風が吹く見込みです。沖縄本島地方では19日から風が次第に強まり、20日から猛烈な風が吹き、暴風になるでしょう。先島諸島では20日から風が強く吹き、21日は暴風になる見込みです。暴風に厳重に警戒して下さい。
予想される最大風速(最大瞬間風速)は、18日は大東島地方18メートル(30メートル)、19日は大東島地方20メートル(30メートル)、沖縄本島地方15メートル(25メートル)、20日は大東島地方20から24メートル(25から35メートル)、沖縄本島地方30から40メートル(40から60メートル)、先島諸島15から19メートル(20から30メートル)です。
台風の進路等によっては、沖縄本島地方では20日から22日頃、先島諸島では22日頃は、警報級の大雨になる恐れがあります。

7月末にかけて熱帯低気圧の発生相次ぐ可能性あり

フィリピン付近からマリアナ諸島近海は、対流活動が活発な周期にあたっています。7月末にかけて、対流活動が活発な状態が続くでしょう。このため、今後、南の海上で、台風のたまご、ともいわれる熱帯低気圧が相次いで発生する可能性があります。
台風6号は、本州付近を覆う高気圧のふちに沿って、沖縄本島地方から東シナ海に進む予想ですが、この高気圧は、次第に中心を西へ移し、勢力を弱めるでしょう。今後、南の海上で、熱帯低気圧や台風が発生すると、本州付近は高気圧に覆われておらず、東から張り出す高気圧のふちに沿って進むことが考えられます。この場合は、熱帯低気圧や台風が、本州付近に向かってくることも、一つの可能性としてあります。
7月末にかけて、南の海上で発生する熱帯低気圧や台風が、次々に日本列島に北上する可能性も
あります。今後、最新の気象情報をご確認下さい。

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