九州 山国川上流部は氾濫のおそれ 線状降水帯発生しやすい状況続く 厳重警戒を

2022年7月19日(火)11時32分 tenki.jp

大分県を流れる山国川上流部は氾濫危険水位に達し、氾濫のおそれがあります。河川の近くにお住まいの方は身の安全を確保し、適切な避難行動をとりましょう。きょう19日日中にかけて、九州は線状降水帯が発生しやすい気象状況が続きます。厳重に警戒して下さい。

山国川上流部 氾濫のおそれ

きのう18日から活発な前線が朝鮮半島南部から対馬海峡付近へ南下し、九州北部は猛烈な雨や非常に激しい雨が降っています。きのう18日降り始めからの雨量が、長崎県対馬空港で250ミリに達するなど、九州北部の多い所で200ミリを超える大雨になっています。
大分県の山国川上流部は、19日午後9時45分現在、氾濫危険水位に達し、氾濫のおそれがあります。
近くの頑丈な建物へ移動、外にでるのが危険な場合は、建物の2階以上や崖や斜面から離れた部屋へ避難したり、状況に応じて、身の安全を確保して下さい。避難行動そのものが危険になっているところでは、室内のできるだけ安全な場所に移動するなど、最大限の警戒を行ってください。
大きな河川の周辺の中小河川でも遅れて、急激に水位が上昇することがあります。増水した川に近づかないようにしましょう。

土砂災害の危険度

また、九州北部はこれまでの大雨により地盤が緩み、土砂災害の危険度が高くなっている所が多くなっています。佐賀県や福岡県、大分県は土砂災害警戒情報が発表されています。

活発な雨雲 九州南下

九州はきょう19日日中にかけて、線状降水帯が再び発生し、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
19日午前11時15分現在、活発な雨雲のラインが熊本県から宮崎県にかけて延びており、所々で激しい雨を降っています。
このあと、前線に伴う活発な雨雲はゆっくりと九州を南下する見込みです。上空の風が弱いため雨雲の動きは遅く、同じような場所に雨雲が留まれば集中豪雨をもたらし、甚大な災害につながるケースがあります。
九州は、午後も雨の降り方に厳重な警戒が必要です。

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