20日の天気 東北や関東甲信を中心に急な雷雨や激しい雨に注意 蒸し暑さ続く

2023年7月20日(木)5時53分 tenki.jp

きょう20日は、東北や関東甲信を中心に大気の状態が不安定になり、所々で雨や雷雨になるでしょう。局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降りそうです。

東北や関東甲信 大気の状態が不安定

きょう20日は、梅雨前線は本州の南岸沿いに南下し、前線上の低気圧は三陸沖へ進んでいます。北日本から東日本の上空約6000メートルにマイナス6℃以下の寒気が流れ込んでいます。日中は地上の気温が上昇し、東北や関東を中心に大気の不安定な状態になりそうです。発雷確率も高くなっています。
北海道は大体晴れますが、一部でにわか雨があるでしょう。
東北は所々で雨や雷雨になりそうです。バケツをひっくり返したような激しい雨が降り、大雨になる所がありそうです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。関東甲信は日が差しますが、午後は所々で雨や雷雨でになるしょう。局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。落雷や突風、ひょうにも注意してください。あす21日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東北で60ミリ、関東甲信で100ミリの見込みです。
東海は大体晴れますが、午後はにわか雨や雷雨の所があるでしょう。北陸や近畿、中国、四国、九州北部は朝まで所々で雨が降りますが、午後は晴れる所が多くなりそうです。九州南部は雲が広がりやすく、あちらこちらで雨や雷雨になるでしょう。沖縄は強い日差しが照り付ける見込みです。ただ、にわか雨にはご注意下さい。

蒸し暑さ続く

きょう20日の最高気温は平年並みか高いでしょう。
北海道や東北は28℃前後の所が多く、昨日より高くなりそうです。北陸や関東甲信から九州、沖縄は30℃以上の所が多く、名古屋は35℃と猛暑日となるでしょう。引き続き熱中症にご注意ください。

激しい雨って どんな雨?

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上〜50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

非常に激しい雨って どんな雨?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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