「よくも大事な娘を…」 娘の元友人17歳少年を父親が殺害

7月26日(金)8時41分 しらべぇ

怒り(kuppa_rock/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

日本も、もはや「対岸の火事」などと言ってはいられない違法薬物の問題。しかも若いほど誘惑に負けてそのようなものに手を出しがちである。

 

■「よくも俺の大事な娘を」と父

米国ペンシルベニア州のニューキャッスルで今月19日、ピザ店での仕事を終えて裏口から駐車場に出た17歳少年が、男にいきなり襲われた。男は持っていた拳銃で至近距離から5発も撃つなど、少年に対する憎しみと殺害の計画性は明らかであった。

逮捕された男は地元在住の41歳。娘がその少年と交友関係にあり、犯行の動機については警察に「あいつは娘をクスリ漬けにする気だった。許さない」などと話したという。

 

■娘がこそこそと薬物を使用

娘が以前と比べて何かとコソコソするようになり、1週間じっくりと娘の行動を追い、観察したその父親。そこで娘が少年とともにコカインやマリファナを吸っていることを知り、「カッとなった」とも話している。

10代にしてコカインのようなドラッグに溺れるようでは、遅かれ早かれ人生の破滅は見えている。「それが自分の娘だとしたら、悪い友人を強く恨む気持ちだけは理解できる」として、アメリカではこの父親に同情する声も多い。

だが娘の非を棚に上げて少年だけを責め、その命を奪うのは身勝手すぎる。裁判で有罪判決が下った場合、この父親にはかなり重い量刑が言い渡されることだろう。

■違法薬物が蔓延する社会の怖さ

日本でも違法薬物は大きな問題となっている。それに溺れた人々の哀れで情けない顛末を、蔓延する社会の怖さを、海外の例ではあるがいくつか紹介してみたい。

・安価で危険なことで知られるドラッグ『Flakka(フラッカ)』を使用した男が、全裸で木に登ると「木とセックスをする神だ」と叫びながら下半身を誇示。逮捕時の抵抗はすさまじく、ひるまない男に警察はテーザー銃を2度も発射。(2015年4月 米国フロリダ州で)

 

・アイルランドの国営航空会社エアリンガス(Aer Lingus)の旅客機で、ブラジル国籍の24歳の運び屋の男が、奇声をあげるなどの激しい興奮状態の末に急死。胃に詰まっていた小球状のコカイン80包のうち、1包が破裂して急性薬物中毒を引き起こしたことが判明。(2015年10月に報道)

 

・米国LCCの「スピリット航空(Spirit Airlines)」の当時36歳のパイロットが、自宅のベッドで妻とともに心肺停止の状態で発見された。通報者は13歳の息子。事件性も疑われたが、夫妻の遺体から大量のヘロインと強力な鎮痛剤フェンタニルが検出され、薬物過剰摂取による急性中毒死と断定。(2017年3月 米国オハイオ州で)

 

・ヘロイン依存の女が妊娠して出産。母体の胎盤を通じてヘロインが体に入りこんでいた赤ちゃんは、予定日より2か月の早産で聴力や視力にも障害が確認された。異様に甲高い声で泣き、激しいけいれんが止まらない様子を病院が動画で公開。(2017年3月 米国ペンシルベニア州で)

 

・20歳の女性がメタンフェタミンに他の薬物をまぜた混合ドラッグを摂取し、精神錯乱の末に自ら眼球をえぐり両目を失う。(2018年2月 米国サウスカロライナ州で)

 

・コカイン摂取による急性中毒症状で性行為中の女性が急死し、交際していた大病院の美容整形外科部長(42)を逮捕。男は自分の性器にコカインを塗ってから女性にオーラルセックスを要求していたことが判明。(2018年4月 ドイツ・ザクセンアンハルト州で)

 

これだから違法薬物は怖い。さらに、安価で流通する危険なドラッグはますますその種類を増やしている。輸入、流通、そして蔓延を許してはならない。

 

■違法薬物に興味を持つ日本人は

気になるのは日本の人々の意識だ。しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,348名を対象に、「違法薬物」について調査を実施した。特筆すべきは、20代男性の1割以上が違法薬物に関心を持っているという事実だ。

年齢が下がるほど危険なものへの好奇心が強くなるため、もしも10代の男子に同じ質問をしたら、ひょっとしたら20代以上の割合が関心を示すのかもしれない。だが違法薬物はダメ、絶対にダメだ。


・合わせて読みたい→薬丸裕英、田口淳之介容疑者へのコメントに物議 「大麻は他人のせい?」


(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)



【調査概要】

方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年2月19日〜2016年2月22日

対象:全国20代〜60代の男女1,348名

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