静岡県に線状降水帯 交通機関にも影響及ぼす

2020年7月28日(火)0時6分 tenki.jp

27日(月)午後9時頃から、駿河湾付近の線状降水帯が徐々に明瞭になってきました。滝のような非常に激しい雨の降っている所もあります。土砂災害などに厳重な警戒をしてください。

線状降水帯が明瞭に 交通機関にも乱れ

27日(月)の午後9時頃より、駿河湾付近の線状降水帯が徐々に明瞭になってきています。午後11時28分までの一時間に、菊川牧之原では73.5ミリ、静岡空港では午後11時24分までの一時間に、観測史上1位となる60.5ミリの非常に激しい雨が観測されました。この雨の影響で、静岡県内を通る鉄道などの交通機関にも、遅れや運転見合わせの情報が発表されています。
追記:その後、雨量はさらに増えて、菊川牧之原では午後11時46分までの一時間に81.0ミリの猛烈な雨、静岡空港では28日(火)午前0時21分までの一時間に75.0ミリの非常に激しい雨を観測しています。

夜間の避難は危険!『自宅待避』や『垂直避難』の選択を

静岡県では中部南を中心に、28日(火)の明け方にかけて、断続的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、さらに雨量が増える見込みです。線状降水帯が発生すると、数時間で記録的な豪雨になり、周囲の状況が急激に変化するおそれがあります。
夜間の見通しが悪い中での屋外での行動は大変危険です。外に行くよりも自宅にいた方が安全である場合は、「自宅待避」することも可能です。また、マンションなどの下層階に住んでいる方は、少しでも上の階に避難する「垂直避難」も有効です。
その際は、窓やドアから土砂が流入していたり氾濫した川の水が浸水したりする危険性がありますので、家の中でも崖や川からなるべく遠い場所に避難することを心がけましょう。

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