明日30日(金)もゲリラ豪雨に注意 関東は早朝から非常に激しい雨のおそれ
2021年7月29日(木)17時15分 ウェザーニュース
2021/07/29 16:55 ウェザーニュース
今日29日(木)は東日本や東北で猛烈な雨を観測している所があります。
明日30日(金)にかけても大気の状態が不安定な状態が続き、関東でも非常に激しい雨の降るおそれがあります。
各地でゲリラ豪雨が発生
今日29日(木)は日本海に動きの遅い低気圧があって、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。さらに東日本の上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいて、大気の状態が非常に不安定になっています。
早朝には静岡県や福井県で猛烈な雨が降り、夕方になって新潟県でも120mmの雨が降って記録的短時間大雨情報が発表されました。このあとも新潟県や福島県、山形県周辺では今夜にかけて非常に激しい雨の降るおそれがあります。
明日30日(金)早朝から関東でも非常に激しい雨のおそれ
明日も上空の寒気や暖かく湿った空気の影響を受けるうえ、関東では早朝から地上付近で空気がぶつかり合う予想となっていて、雨雲が発生、発達しやすくなる見込みです。
このため広い範囲で雷を伴った激しい雨が降るおそれがあり、局地的には1時間に50-60mmの雨が降るおそれがあります。雨雲が停滞した場合は1時間に100mmを超える猛烈な雨の降るリスクもあって、道路冠水や低い土地への浸水、河川増水、土砂災害に警戒が必要です。
東海や東北でも激しい雨が降るおそれがあり、晴れて気温が上がる西日本や北海道も午後は内陸や山沿いでゲリラ豪雨があります。
明日にかけても天気の急変に注意が必要です。雷の音が聞こえたり、空が暗くなってきたら、雨雲接近のサインです。目撃した場合は安全な屋内へ移動してください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)