31日 台風離れても九州で非常に激しい雨のおそれ 各地35度前後の猛烈な暑さ
2022年7月30日(土)16時18分 tenki.jp
あす31日になると、台風は東シナ海を北上し離れていき、次第に熱帯低気圧に変わる予想です。ただ、西日本には湿った空気が流れ込み続けます。九州南部や四国は引き続き、大雨に警戒が必要です。一方、全国的に暑さが厳しく、熱中症対策も欠かせません。
九州南部で非常に激しい雨も
台風5号は東シナ海を北上して次第に離れ、あす中に熱帯低気圧に変わる予想です。ただ、西日本には、台風や台風から変わる熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込みやすい状況が続きます。
九州南部や四国は朝の内、激しい雨が降り、宮崎県などでは非常に激しく降る所がありそうです。あすにかけて土砂災害や川の増水・氾濫のリスクの高い状態が続くため、警戒が必要です。
九州北部や中国地方も雨が降りやすく、雷を伴う所がありそうです。
沖縄は熱帯低気圧近づく
沖縄の南には熱帯低気圧があって、あすには沖縄に近づく見込みです。
今のところ台風まで発達することはないとみられますが、周辺の暖かく湿った空気が沖縄に流れ込みます。
午後を中心に断続的に雨や雷雨となって、一部で降り方が強まることもありそうです。天気の急な変化に注意してください。
広く35度前後の猛烈な暑さ
近畿から東北は高気圧に覆われ、広く晴れて朝から強い日差しが照り付けます。北海道は雲が増えるものの、それでも全国の広い範囲で午前中から気温が30℃を超えて、最高気温は軒並み35℃前後となりそうです。日差しの少ない九州や中国地方も、猛烈な暑さになります。
関東の内陸などでは40℃に迫る危険な暑さとなる所もある予想で、きょう30日よりも暑さが一段と増す見込みです。屋外での運動は避ける、室内でもエアコンを使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、気温の上昇で、午後は内陸部を中心に雨雲や雷雲が発達しやすくなります。怪しい雲を見かけたら気象レーダーを見て、周囲の雨雲の動きを確認した方が良さそうです。