台風5号に向かう暖湿流で大雨 24時間雨量は200mm近くに
2022年7月30日(土)16時5分 ウェザーニュース
2022/07/30 15:54 ウェザーニュース
7月30日(土)15時現在、台風5号(ソングダー)は東シナ海を西進しています。
台風に向かって湿った空気が断続的に流れ込んでいるため、九州や四国など西日本の太平洋側で局地的に雨が強まっています。
▼台風5号 7月30日(土)15時現在
中心位置 東シナ海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 25 km/h
中心気圧 1002 hPa
最大風速 18 m/s
最大瞬間風速 25 m/s
明日は九州東シナ海側でも強雨の可能性
31日(日)朝の雨雲の予想
暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいる九州や四国の太平洋側は局地的な強雨が続いていて、高知県仁淀川町・鳥形山では15時30分までの24時間雨量が188.0mmと200m近くに達しました。
これから明日31日(日)にかけても湿った空気の影響が続くため、九州や四国では激しい雨の降るおそれがあります。また、台風の外側を取り巻く雲の帯が奄美から長崎県・五島列島にかけて伸びる予想で、こちらでも雨が強まる見込みです。
短時間の激しい雨による道路冠水や河川・用水路の増水などに警戒をしてください。
8月序盤は北日本で大雨か
8月3日(水)9時までの12時間予想降水量
台風5号は東シナ海〜黄海で勢力を弱めて熱帯低気圧に変わる見通しです。台風の持ち込んだ湿った空気の影響で朝鮮半島から日本海で前線の活動が活発になり、明後日8月1日(月)〜3日(水)にかけて北日本などで大雨となるおそれがあります。
まだ予測の不確実性が大きい状況ですが、場合によっては災害が発生するような雨となる可能性もあるため、台風が熱帯低気圧に変わった後も雨の情報に注意してください。
北日本以外の地域も湿った空気の影響によって、ゲリラ雷雨や夕立などで天気の急変する可能性があるため注意が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「ソングダー(Songda)」はベトナムが提案した名称で、北西ベトナムにある川の名前からとられています。