北海道 札幌で二夜連続の熱帯夜 平年の最高気温並みの夜に

2023年7月31日(月)11時41分 tenki.jp

道内では昨夜から今朝にかけても気温が25℃を下回らない地点があり、熱帯夜となった所がありました。札幌は二夜連続の熱帯夜となり、非常に寝苦しい暑さが続いています。今週は後半には日中の暑さはやや解消しそうですが、朝晩の暑さはしばらく続きそうです。体調管理には十分注意してください。

今朝の札幌 平年の日中並みに相当する暑さ

北海道付近は気圧の谷の中となっており、この気圧の谷に向かって南から上空1500m付近で平年より3度ほど高い空気が流れ込んでおり、気温のベースがもともと高くなっています。加えて、最近は雲が広がりやすく地表の熱が解消しない状態となっています。
このため道内では夜に入ってもなかなか気温が下がらず、昨夜午後6時から今朝午前6時までの最低気温は、札幌で26.8℃、小樽で26.2℃、旭川25.4℃など、道内アメダス19地点で25℃を下回らず、熱帯夜となりました。
ちなみに、札幌での7月末の「平年の最高気温」は27度くらいですので、平年の日中並みの暑さの夜となったことになります。
※熱帯夜とは、夜間(前日午後6時〜当日午前6時)の最低気温が25℃以上のことをいいます。なお、値は速報値であるため、修正される可能性があります。

今週は日中の暑さはやや解消しそうだが

今週は前半は晴れて気温の上がる日があり、明後日2日の最高気温は帯広で35℃、札幌で34℃と厳しい暑さとなる日もあります。しかし後半になると気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多くなり、日差しが届かなくなる分これまでの厳しい暑さはやや解消しそうです。
しかし雲に覆われ地表の熱が奪われなくなるため最低気温の高い状態は続き、札幌や函館などでは25度くらいの日が多いでしょう。全般に湿度が高く、非常に蒸し暑く寝苦しい夜が多くなりそうです。
連日の暑さで体力が落ち気味です。水分や塩分の補給はもちろん、しっかりと栄養や睡眠をとり、買い物などの外出は気温の高い日中を避けるなど、体調管理には十分な注意を心がけて下さい。

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