鳥取県沖にサメ出現 猛暑による海面水温の上昇が原因か
2018年8月1日(水)15時30分 ウェザーニュース
2018/08/01 15:21 ウェザーニュース
鳥取県によると、7月31日(火)午後1時40分頃、鳥取県福部町湯山地区沖合およそ100mの海域で、大きさ2mほどのシュモクザメが目撃されたという情報提供がありました。鳥取砂丘の北東の海上です。
日本近海の海面水温は平年より高く
平年の海面水温との差(気象庁HPより)
シュモクザメは、ふだん沖縄のような温かい海に分布しています。ただ、海面水温が25℃以上あるような温かい海域であれば、問題なく回遊できるとのことで、2015年には神奈川県など関東の海水浴場にも現れました。
今年の夏の日本近海の海面水温は、沖縄付近で平年並みである一方、関東や東北、北海道の太平洋沿岸で平年より1〜2℃ほど高く、日本海では平年より2〜4℃ほども高く、北陸沖付近まで27℃以上あります。
この先も少なくとも8月中は、日本海や北日本の沿岸で平年より高い状態が続く見込みです。