台風4号の中心が離れても沖縄・先島諸島で暴風雨 午前中いっぱいは警戒

2020年8月3日(月)10時0分 ウェザーニュース


2020/08/03 09:55 ウェザーニュース

8月3日(月)10時の推定位置で、台風4号(ハグピート)は沖縄県・与那国島の北北東の海上を北上していて、石垣島は台風の暴風域から抜けたと見られます。
▼台風4号 8月3日(月)10時推定
 存在地域   与那国島の北北東約70km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 15 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s

午前中いっぱいは暴風雨に警戒 40m/s近い暴風も観測

10時現在も八重山地方には大雨・洪水・暴風・波浪警報が発表されています。西表島のアメダス大原では37.9m/s、石垣島でも36.4m/sと、35m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。また、9時20分までの1時間には西表島で57.5mmの非常に激しい雨が降りました。
台風4号は中心の南東側に発達した雨雲が見られ、その周辺では雨風が非常に強まっているという特徴があります。
すでに台風の中心は西表島や石垣島の周辺を通過したものの、午前中いっぱいは石垣島や西表島、与那国島の周辺で瞬間的に風速40m/s近い暴風、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降るおそれがあります。
暴風雨に厳重に警戒をして、無理に外出をせずに雨風が収まるまでは安全な場所で過ごすようにしてください。

週後半は北日本で大雨のおそれ

7日(金)の雨域の分布

沖縄を通過後の台風4号は東シナ海から中国の華中沿岸へ進み、勢力を落として熱帯低気圧に変わる予想です。その後は進路を北東に変え、温帯低気圧に変わって朝鮮半島から日本海方面へ進む見通しです。
この温帯低気圧は梅雨前線と一体化して、週後半に北日本に近づく可能性があります。北日本では大雨となるおそれがありますので、今後の情報に注意するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風4号の名前「ハグピート(Hagupit)」はフィリピンが提案した名称で、“むち打つこと”を意味する現地の言葉です。


ウェザーニュース

「台風」をもっと詳しく

「台風」のニュース

「台風」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ