台風4号は温帯低気圧化後に再発達 北海道は荒天に

2020年8月5日(水)16時17分 tenki.jp

明日(6日)から明後日(7日)にかけて、台風4号は日本海を進み、温帯低気圧に変わりながら北海道へと近づく見込みです。
この台風から変わる低気圧は、日本海で再発達し、台風である今日(5日)よりも中心気圧が低い状態で北海道付近に進む予想となっています。その影響で、北海道では7日頃にかけて雨や風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。

明日6日 前線の影響で局地的大雨

台風4号から変わる温帯低気圧が北海道に最も近づくのは7日頃と見られますが、明日6日の北海道でも雨が強まり、局地的な大雨となる恐れがあります。
北海道付近には前線が停滞しており、その前線に南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、日中は道南、夜は道北を中心に雨の降り方が強まる見込みです。
今日(5日)も、午前中に道北の留萌で1時間に45.0ミリ、道東の紋別地方の西興部で1時間に40.5ミリなど、激しい降り方となりましたが、明日も1時間に30ミリ以上の激しい雨となる恐れがあります。低い土地への浸水や土砂災害、河川の増水に注意が必要です。

明後日7日 低気圧の接近で雨風強まる

明後日7日には、台風から変わる温帯低気圧が発達しながら北海道へと近づきます。5日午後の段階では、北海道の西海上へ進んだ後、やや北に進路を変えて宗谷海峡付近を通過する予想となっています。その影響で、南よりの風が強まり、荒れた天気となる所もある見込みです。
また、今回は低気圧の北側に特に活発な雨雲が予想されており、明後日の雨の中心は道北となりそうです。明日から明後日にかけての総雨量は局地的に100ミリ前後に達するでしょう。
しかし、低気圧が予想よりも南を通った場合は、低気圧の北側の活発な雨雲が北海道の広い範囲にかかり、各地で雨が強まる恐れがあります。今後も最新の気象情報に注意が必要です。

道内3年連続となる熱帯夜か?

また、南から入る暖かく湿った空気の影響で、夜の間の気温がかなり高く経過する見込みです。
今朝の最低気温は道南の江差で24.0度、札幌で23.8度など、25度近い最低気温となった所もありました。今夜も気温の下がり方も鈍く、寝苦しさが続きそうです。道南などでは熱帯夜(夜間の最低気温が25度以上)となるかもしれません。
寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、寝ている間の熱中症にも十分注意して下さい。

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