北海道 土日の天気は少しずつ下り坂 太平洋側では雨も
2023年8月11日(金)16時11分 tenki.jp
北海道付近にはオホーツク海から高気圧が張り出し、次第に湿った空気の流れ込みが強まります。道内の天気はゆっくりと下り坂で、明日(12日)土曜日は広く曇り空に、明後日(13日)日曜日は太平洋側などで雨の降る所もあるでしょう。なお、大雨とはならない見込みです。
土曜日 道東を中心に曇り空
北海道付近にかかっていた停滞前線が離れ、オホーツク海からは高気圧が張り出してきています。明日は東からの湿った空気が直接入りやすい道東や、東側に高い山の少ない道北を中心に曇ったり、霧がかかったりしやすくなるでしょう。特に朝晩は沿岸などで濃い霧がかかりやすく、霧雨や小雨も降るでしょう。遠出のために夜間などに移動する方もいるかと思いますが、かなり見通しの悪くなる恐れがあるため、車の運転の際は十分注意して下さい。また、広がる雲は低い雲となるため、石北峠、三国峠、狩勝峠、日勝峠など標高の高い峠を中心に峠越えは日中でも見通しの悪さに注意が必要です。なお、札幌周辺などでは日中を中心に割合晴れて、行楽などにもよい日和となりそうです。
最高気温は、海風の入りやすい宗谷地方や道東では平年並みかやや低めとなるでしょう。沿岸などでは風がやや強まるため、屋外での観光は肌寒く感じられる可能性があります。簡単に脱ぎ着できるような上着を持つとよさそうです。その他の地域では引き続き平年より高めの気温となり、厳しい残暑となる見込みです。日差しの強まる道央を中心に、熱中症には十分注意して下さい。
日曜日 太平洋側では雨が降りやすく 雨具が必要に
明後日はさらに湿った空気の流れ込みが強まるため、日本海側で多少晴れ間が出る程度となる見込みです。広く曇りや霧となり、太平洋側では海風の入りやすい地域を中心に、霧雨や小雨がなかなか降りやまないようなすっきりしない天気となる可能性があります。屋外を歩く際は雨具が必要になりそうです。なお、にわか雨のように急に激しい雨になるようなことはない見込みです。
最高気温は全般に平年並みとなるでしょう。ただ、札幌や旭川など日本海側の内陸では暑さが続く見込みです。札幌では夜も気温が下がらず、寝苦しい夜はまだしばらく続くでしょう。