台風8号は明日、東海・関東に上陸か 大雨による河川増水など警戒
2022年8月12日(金)9時50分 ウェザーニュース
2022/08/12 09:46 ウェザーニュース
8月12日(金)9時現在、台風8号(メアリー)は日本の南をゆっくりと北上しています。
今後は少し速度を上げて北上し、明日13日(土)の朝に東海沖に達する見込みです。その後は進路を東寄りに変えて、東海か関東に上陸するおそれがあります。台風の接近に伴って大雨となり、交通機関の乱れやお盆のイベント等に影響が出る可能性があるため警戒してください。
▼台風8号 8月12日(金)9時
中心位置 日本の南
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北 ゆっくり
中心気圧 1004 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
大雨による河川増水などに警戒
予想降水量 13日(土)夜まで
台風と太平洋高気圧の間を吹く強い南風が湿った空気を送り込み、静岡県を中心とする東海地方は台風の接近前から雨が強まっています。明日には台風の周辺を取り巻く活発な雨雲がかかってくるため東海では断続的に強雨が続き、関東でも次第に雨が強まる見込みです。
ピーク時は1時間に40mm以上の激しい雨が降り、総雨量は静岡県の多い所で150〜200mm、関東でも100mmを超える所がある予想となっています。道路の冠水や土砂災害、河川の増水等に警戒が必要です。
14日(日)は台風が離れて天気が回復するものの、川の水位はすぐには下がりません。増水した川には近づかないようにしてください。また、海岸付近は波が高くなりますので、海も要注意です。
予想進路図を見るときの注意点
破線で囲まれた「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円の大きさは進路の誤差の大小を示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。
また、台風の進路は、予報円の中心を結ぶ線上を進むとは限りません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風8号の名前「メアリー(Meari)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、やまびこという意味の言葉から名付けられています。