<群馬ヘリ墜落>機体回収めど立たず 9人全員身元が判明

8月13日(月)11時12分 毎日新聞


 ◇墜落現場は標高1800〜1500メートルの急斜面か


 群馬県中之条町の山中で県の防災ヘリコプター「はるな」が墜落した事故で、県警は12日、死亡が確認された乗員9人のうち、新たに3人の身元が判明したと発表した。これで9人全員の身元が判明した。墜落現場は標高1800〜1500メートルの急斜面とみられ、県警によると、機体を回収するめどは立っていない。


 12日に身元が確認された3人は、吾妻広域消防本部・塩原英俊さん(42)▽県防災航空隊隊長・小沢訓さん(44)=県職員▽同隊の整備士・沢口進さん(60)=東邦航空(東京)社員。


 ヘリは、11日開通の群馬・新潟・長野3県の稜線(りょうせん)を結ぶ登山ルート「ぐんま県境稜線トレイル」を視察飛行中に予定航路を外れて急旋回し、群馬・長野県境の渋峠から北約2キロの山中に墜落した。ヘリは墜落直前、「手が届くような高さ」で低空飛行していたことが周辺で目撃された。


 11日に現場を調査した運輸安全委員会の航空事故調査官によると、樹木にはヘリと接触した跡があり、機体は水平方向に約60メートルにわたって散乱していた。調査官は「何らかの形で高度が下がり、木に接触したことは分かるが、これ以上のことは分析しないと分からない」と話した。【杉直樹、西銘研志郎】

毎日新聞

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