勾留の男逃走、弁護士面会後に仕切り板壊し?

8月13日(月)14時19分 読売新聞

 大阪府富田林とんだばやし市の府警富田林署で12日夜、強盗致傷、強制性交罪などで起訴され、勾留中だった容疑者の男が逃走した。面会室で弁護士との接見後に1人になった際、間仕切り用のアクリル板を壊して逃げたとみられ、府警は接見後の監視を怠っていた。府警は13日、男の顔写真を公開、加重逃走容疑で全国に指名手配し、約3000人態勢で行方を追っている。

 発表では、住所不定、無職樋田ひだ淳也容疑者(30)。女性に乱暴したり、ひったくりをしたりしたなどとして、今年5月25日以降に計4回逮捕され、強盗致傷、強制性交などの四つの罪で起訴された。今月8日には、別の女性への強制性交未遂容疑などでも再逮捕されていた。

 府警によると、樋田容疑者は12日午後7時半頃、手錠や腰縄を外した状態で2階にある面会室に入った。面会室は中央の壁にアクリル板(縦約70センチ、横約2・4メートル)がはめ込まれており、板を挟んで話す構造になっている。午後9時45分頃、署員が様子を見に行ったところ誰もおらず、アクリル板の下部が押し出され、長さ約30センチの隙間ができていた。面会室に接する控室にあった署員のスニーカーがなくなっており、署の駐車場には樋田容疑者が履いていたサンダルが残されていた。同署は樋田容疑者が履き替えて署の裏口などから逃走したとみている。

 弁護士は府警に対し、午後8時頃には接見を終えたと説明しているという。

 樋田容疑者は身長1メートル63で中肉、黒髪のセンター分け。黒色の長袖ジャージーに灰色スエットズボン姿だった。左腕に手術の痕があるほか、左のふくらはぎに入れ墨がある。

 府警では平日、署員が面会室の控室で接見終了を待ち、土日や夜間は、接見終了の際に署員に声をかけるよう弁護士に依頼しているという。また、面会室の弁護士らが入るドアに設置されたセンサーで、開け閉めを感知し、接見終了を確認している。

 同署では、センサーの電池が入っておらず、作動していなかった。今回は弁護士から連絡がなかったが、署員が接見の状況確認に注意を払っていなかったという。署には外側を映す防犯カメラが複数台設置されているが、当時、勤務していた約20人は異常に気付かなかった。府警は、署の対応に内規違反などがなかったか調べている。

 同署は、近鉄長野線富田林西口駅から南約100メートルの市街地にある。近くには市役所や小中学校がある。

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