絶対に忘れ物をさせないトイレ 高速道路のSA・PAに導入、NEXCO東日本に話を聞いた

2018年8月14日(火)20時9分 BIGLOBEニュース編集部

画像提供:わかめごはん推進派ぴこ(@picco_lo_)さん

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鍵を閉めると、その鍵が小物を置けるトレイに変わるトイレが画期的だとTwitterで話題になっている。導入の背景や効果など、NEXCO東日本北海道支社に話を聞いた。


このトイレの内鍵は、北海道の高速道路の一部サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)に導入されているもの。一見すると、取っ手部分が少し大きい鍵だが、閉めるために反転させると小物を置くためのトレイに変身。スマートフォンや小銭入れなど1キロまでの小物を置くことができ、すぐに滑って落ちないように縁取りもされている。さらに、鍵を開ける際には置いた物を取る必要があり、強制的に忘れ物をさせない仕組みになっている。


NEXCO東日本北海道支社によると、高速道路のSA・PAにはトイレの個室に多数の忘れ物があり、その約6割がスマートフォンや財布などの小物だったという。そこで、忘れ物を解消するために建築金物のメーカー・ベスト社と共同で、この通称「忘れ物防止トレイ」を開発。昨年の9月から試験的に一部のSA・PAに導入した。


「忘れ物防止トレイ」の結果、忘れ物は減り、導入前後9ヶ月の比較では忘れ物にかかる対応時間が270時間から108時間にまで減少。高い効果が得られたことから、現時点では道内8ヶ所のSA・PAで、61個のトイレに「忘れ物防止トレイ」が導入されている。NEXCO東日本北海道支社は、今後も試験運用を続けるとしている。


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