台風7号 和歌山県の一部が暴風域 就寝前に台風対策を

2023年8月14日(月)20時0分 ウェザーニュース

2023/08/14 20:03 ウェザーニュース

8月14日(月)20時の推定で、強い勢力の台風7号(ラン)は和歌山県潮岬の南東の海上を北西に進んでいるとみられます。和歌山県の一部が風速25m/s以上の暴風域に入りました。
各地で風雨が強まっており、20時00分までの最大瞬間風速は和歌山県串本町・潮岬で27.4m/s、三重県尾鷲市で23.0m/sを観測しています。
台風は早ければ明日15日(火)の朝に上陸し、その後は近畿地方を通過して荒天となる見込みです。風雨のピーク時は外出を控えるなど、安全第一でお過ごしください。
▼台風7号 8月14日(月)20時推定
 中心位置   潮岬の南東約120km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北西 15 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s
 最大瞬間風速 50 m/s

時間とともに風雨は勢いを増す

15日(火)朝の雨・風の予想

台風の外側の雲がかかっている近畿や東海では雨や風が強まってきました。台風が上陸する明日はさらに風雨が強まる見込みです。
沿岸部の強い所では瞬間的に40m/sを超えるような暴風が予想され、市街地でも20〜30m/sの最大瞬間風速が予想されています。屋外のものが飛ばされないよう、今日のうちに室内に取り込むか、しっかり固定するなどの対策が必要です。飛来物などのおそれがあるため風のピーク時は外出を控えてください。
また、暴風の影響で停電の発生も懸念されますので、事前の準備が欠かせません。

近畿を中心に広範囲で大雨 都市部では内水氾濫も

予想積算雨量

すでに紀伊半島では雨が強まっていて、明日は断続的に激しい雨が降る見込みです。
特に三重県南部や奈良県南部、和歌山県南部の山沿いでは、台風を取り巻く活発な雨雲が通過することに加えて、南東からの湿った風が紀伊山地にぶつかることで雨量が増加するとみています。場合によっては線状降水帯が形成されるおそれもあり、局地的には500mmを超える雨量が予想されます。
また、東海、近畿の広い範囲、四国東部では200〜300mmの大雨になる見込みで、土砂災害や河川の増水、都市部では内水氾濫による浸水などに警戒が必要です。
台風から離れている関東でも、台風に向かって吹き込む南風の影響で山沿いを中心に100〜150mmの雨が降るとみられますので、十分に注意をしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。

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