宝石のように輝く蜂 群馬の女子高生が県内初採集

8月16日(金)8時36分 毎日新聞

これまで採集したセイボウの標本を説明する今井邑さん=高崎市内で、2019年8月13日午後1時28分、増田勝彦撮影

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 宝石のように輝く蜂「セイボウ」(青蜂)の一種で緑色が美しい「ミドリセイボウ」を、群馬県立高崎女子高3年の今井邑(ゆう)さんが高崎市内で採集した。県立ぐんま昆虫の森(桐生市)の昆虫専門員、金杉隆雄さんによると「県内初」の記録という。


 セイボウは、他の昆虫の幼虫やサナギに卵を産み付ける「寄生バチ」。ミドリセイボウは、狩ったクモを巣に集めて卵を産むルリジカバチに寄生する。


 今井さんは7月28日午後、ルリジカバチを見たことがある高崎市内の雑木林に出掛け、ミドリセイボウの採集に成功した。体長8ミリのメスで、体全体が金緑色に輝き、腹部には特有のオレンジ色の紋もあった。


 ミドリセイボウは、アジア大陸を中心にニューギニア、オーストラリア北部、ハワイに分布。国内も北海道から沖縄まで広く生息。栃木、埼玉県などで採集例があるが、群馬県内での記録はないという。


 今井さんは小さい頃から昆虫好きで、小学校3年時に高崎市内で、セイボウの仲間では国内最大といわれる「オオセイボウ」を採集。これまでに県内を中心に500匹以上のセイボウを採集し、14種を確認している。このうち7種は県内で初めての記録という。


 今井さんは「セイボウは美しい種が多いが、寄生バチということもあり個体数が少ない。分類もあいまいなものがあり、細かく研究していきたい」と意欲を燃やしている。【増田勝彦】

毎日新聞

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