台風10号、高波や川の増水で死者3人に 温帯低気圧に変わり北海道へ

8月16日(金)20時33分 毎日新聞

台風10号の進路(16日18時現在)

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 15日に中国地方を縦断した大型の台風10号は16日、日本海を北寄りに進み、午後9時には温帯低気圧に変わった。今後、北海道付近に進む見通し。気象庁は北海道や東北地方を中心に大雨や暴風、高波への注意を呼び掛けている。一方、17日以降は全国的に猛暑が続くことが予想され、熱中症への警戒が必要だ。


 総務省消防庁などによると、台風10号の影響で増水した河川や高波による事故が相次ぎ、静岡、兵庫、広島の3県で計3人が死亡し、15府県で少なくとも55人が重軽傷を負った。静岡県下田市では16日午前11時半ごろ、岩場を散歩していた神奈川県藤沢市の小学5年、モリ福音子(ねねこ)さん(11)が波にさらわれ、約6時間後に海岸から約120メートルの沖合で見つかったが死亡が確認された。当時は波の高さが3〜4メートルあった。


 気象庁によると、12日から16日午後6時までの総雨量は、高知県馬路村で872・5ミリ、奈良県上北山村で834・5ミリ、和歌山県田辺市で679ミリ。岐阜県関市では、16日午前8時40分までの12時間雨量が269・5ミリと観測史上最大になった。


 台風10号の北上により、北陸や日本海側に乾燥した暖かい空気を運び込む「フェーン現象」も発生し、各地で気温が上昇した。新潟県糸魚川市では15日、最低気温が過去最高となる31・3度を観測。16日は福井県小浜市、秋田県にかほ市でそれぞれ最高気温が36・5度になった。


 17日も全国的に高気圧に覆われ、東京で37度、大阪で35度まで上昇すると見込まれている。北日本では19日まで、東日本と西日本では少なくとも22日ごろまで最高気温が35度以上になる地点があると予想されている。【信田真由美】

毎日新聞

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