あす17日 西日本を中心に激しい雨や雷雨 記録的な大雨の地域 土砂災害に警戒

2023年8月16日(水)16時10分 tenki.jp

あす17日(木)は、台風が離れた後も暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、西日本を中心に局地的に激しい雨や雷雨。中国地方など記録的な大雨になった地域では、引き続き土砂災害に厳重な警戒が必要。西日本を中心に大雨になる所がある。

明日17日(木) 暖かく湿った空気の流れ込みが続く

台風7号は、あす17日(木)の9時には北海道の西へ進み、夜には日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みです。また、南西諸島付近には別の低気圧がほとんど停滞するでしょう。
本州付近には暖かく湿った空気の流れ込みやすい状況が続きます。局地的に発達した雨雲や雷雲がかかり、西日本を中心に大雨になる所があるでしょう。
中国地方、近畿、東海では8月の平年の降水量を大きく上回る記録的な大雨になっている所があります。少しの雨でも土砂災害が発生しやすい状況が続いていますので、土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、川の増水や氾濫にも警戒を続けてください。

明日17日(木) 局地的に激しい雨や雷雨

北海道は台風周辺の湿った空気が流れ込むため、昼頃まで雨が降り、大雨になる所があるでしょう。低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に注意が必要です。さらに、海上を中心に南よりの風が強まりますので、強風や高波にも十分ご注意ください。
東北は寒冷前線が通過するため、午後はザッと雨の降る時間があるでしょう。カミナリを伴って、雨が激しく降る所もありそうです。
関東甲信や北陸は日差しがありますが、変わりやすい天気です。午後は雨雲や雷雲のかかる所があるでしょう。急に降り出す激しい雨や落雷にご注意ください。
東海は昼頃まで雨の降る所が多く、近畿もあちらこちらで雨や雷雨があるでしょう。
中国、四国や九州は断続的に雨や雷雨で、道路があっという間に冠水するほどの激しい雨が降る所もあるでしょう。記録的な大雨になった東海や近畿、中国では、引き続き、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

土砂災害の前兆

土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

終わりが見えない猛暑にも注意

あさって18日(金)以降は高気圧に覆われて、日差しの届く日が多いでしょう。ただ、暖かく湿った空気の流れ込む日もあるため、晴れていても天気の急変に注意が必要です。
きょう16日(水)は、気象庁から「高温に関する情報」が新たに発表されました。
東日本と西日本では23日(水)頃にかけて、高気圧に覆われて晴れる日や暖かい空気の流れ込む日が多いため、最高気温が35度以上の猛暑日になる所があるでしょう。特に、19日(土)は関東甲信を中心に気温が上がり、体温を超える危険な暑さになる所もありそうです。
夜の気温も下がりにくく、寝苦しい夜が続きます。
長く続く暑さで、疲れが溜まっていると思いますが、お盆休み明けも熱中症に警戒をしてください。

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