夏休みの自由研究にもおすすめ 「ゲリラ豪雨の前兆」とは

2021年8月20日(金)17時40分 ウェザーニュース

2021/08/20 15:20 ウェザーニュース

夏はゲリラ豪雨や夕立などが多い季節です。急な雨で失敗した経験は誰もがお持ちではないでしょうか。
そこで今回は、誰でも天気の急変を事前に知ることが出来る、空の見方をご紹介します。
夏休み最後の駆け込み自由研究として、親子で空の様子を観察したり、まとめてみるのもおすすめです。

モクモク雲が近づいてきたら…

遠くの空にモクモクとした入道雲(お子さんに伝えるなら、怪獣のような雲やソフトクリームのような背の高〜い雲)が見えたら要注意。
その雲の動く方向を観察することが大切で、自分がいる方向に近づいてきたら急な雷雨となる可能性があります。

空が暗くなったら…

雲の底の色の暗さは、その雲の厚みを表します。つまり、日差しの明るさを通さないくらい厚みのある雲は、それだけ発達している証拠です。
怪しい雲が増えてきて、真上の雲が灰色になってきたら、モクモク雲が真上に来ているかもしれません。雨が間近に迫っているサインです。
ただし夕方は太陽の光が斜めから入ってくるので、雲が灰色や黒っぽく見えていても、雲はあまり厚さがないこともあります。この場合は雨が降らないこともあります。

冷たい風が吹き始めたら…

雲の見た目だけでなく「風」からも雨が降る前兆を感じることがあります。
急な雷雨をもたらすようなモクモクとした積乱雲は、発達すると激しい雨とともに冷たい空気が吹き降りてくるようになります。
モクモクとした雲がすぐそこまで近づいてくると、急に冷たい風が強まり、もうまもなく激しい雨が降ってくることになります。このようなときは、雷や竜巻などの突風にも注意が必要な状況です。

五感で感じる前兆も

ゴロゴロ雷の音が聞こえる、雨のにおいがする、セミが鳴きやむ……などなど、天気急変のサインは、目や耳や鼻など、五感を使って気が付けることもあります。
これらの変化に気づいたら、なるべく早く帰宅したり、建物の中へ入って様子を見るなど、お子さんたちにも教えてあげてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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