UFO軍団襲来？富士山付近にレンズ雲など複数出現
2018年8月21日（火）17時35分 ウェザーニュース
2018/08/21 17:33 ウェザーニュース
富士山に複数のUFOが襲来？と思わせるような雲が現れました。山頂付近にかかる笠雲と、レンズ雲や吊るし雲と呼ばれる雲です。夏の高気圧の周囲を吹く強い南風と、上空の湿った空気の影響で発生しました。
笠雲やレンズ雲が現れると天気下り坂となるケースがありますが、今回は夏の高気圧が勢力を強めつつあるため天気の崩れはなく、明日22日(水)は青空が広がりそうです。
笠雲とは？
上空を流れる湿った空気が山の斜面にぶつかることによって、強制的に上昇気流が発生し、雲ができます。これが笠雲の正体。
風上側の斜面では雲が発生する一方で風下側の斜面では雲が消えていくという現象を繰り返し、まるで頂上付近に留まっているように見えます。
つるし雲とは？
山を越えた湿った空気がその風下でも波打ち続け、強制的に風が上昇している部分で雲が発生します。これがつるし雲。つるし雲も空の同じところにずっとあるように見えるのですが、これは風が上昇するところでは雲ができ、風が下降するところでは雲が消えるという現象を絶え間なく繰り返しているためです。
関連記事（外部サイト）
