関東の所々に雨雲や雷雲 東京都心から雨柱も 今夜遅くにかけて急な激しい雨に注意

2023年8月22日(火)13時54分 tenki.jp

きょう22日、関東では所々で雨雲や雷雲が発達し、東京都心から雨柱も見えました。今夜遅くにかけて大気の不安定な状態が続きます。雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

関東 所々に雨雲や雷雲

関東地方は南からの湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっています。所々で雨雲や雷雲が発達し、埼玉県越谷市では12時28分までの1時間に20.0ミリの土砂降りの雨が降りました。東京都心でも昼前にザッと雨脚が強まりました。
13時頃に、東京都心から見た空には局地的な豪雨の際に、雨の降る様子がまるで空から地面に柱が立っているように見られる「雨柱(あめばしら)」が見られました。神奈川県川崎市付近にかかっていた雨雲とみられます。

今夜遅くにかけて大気の状態が不安定

関東では今夜遅くにかけて、大気の不安定な状態が続くでしょう。日が差しても、次々と雨雲や雷雲が流れ込んでくるため、天気の急変に注意が必要です。局地的には激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。雨雲が予想以上に発達したり、同じ場所に停滞した場合は、警報級の大雨となる恐れがあります。落雷や突風にも注意してください。

ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
①頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
②最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

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