台風10号 来週初めに西~東日本を直撃のおそれ 前線停滞で台風接近前から雨量多い
2024年8月22日(木)16時42分 tenki.jp
台風10号は今後も発達しながら日本の南を北上。来週初めは西〜東日本に接近または上陸のおそれがあります。台風接近前から前線や湿った空気の影響で雨の降る所が多く、雨量が多くなる所もあるでしょう。最新の気象情報をこまめにチェックしてください。
明日23日(金) 北海道は大雨 東北〜九州はゲリラ豪雨のおそれも
明日23日(金)は、北海道付近を前線を伴った低気圧が通過するため、北海道では断続的に雨が降るでしょう。午前を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨になる所がありそうです。土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に十分ご注意ください。また、強風や高波にも注意が必要です。
本州付近にも暖かく湿った空気が流れ込み、気温の上がる午後を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。東北や関東甲信〜九州は日差しが出ますが、昼頃からは所々でにわか雨がありそうです。局地的には発達した雨雲やカミナリ雲がかかり、滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。
雨雲が予想以上に発達したり、発達した雨雲がかかり続けたりすると、局地的な大雨(ゲリラ豪雨)になるおそれがあります。交通への影響が出ることも考えられますので、雨雲レーダーで最新の情報をこまめにチェックしましょう。落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。
台風接近前から雨量多くなる所も 海ではうねり入る
24日(土)と25日(日)は前線が日本海付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が大量に流れ込むでしょう。日差しが出る所もありますが、あちらこちらで雨雲が湧きそうです。局地的に雨雲が発達して、雷が鳴ることもあるでしょう。
太平洋側ではうねりを伴って、次第に波が高くなりそうです。夏休みも終わりに近づいている所がありますが、海でのレジャーは控えるようにしてください。
最高気温は、24日(土)は東海〜九州で猛暑日(35℃以上)になる所がありそうです。25日(日)は猛暑日地点は減りますが、湿度がさらに高くなり、ムシムシ感が増すでしょう。湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。体調管理にお気をつけください。
台風10号 26日(月)〜27日(火)頃 西〜東日本に接近・上陸か
今日22日(木)午前3時に、マリアナ諸島で台風10号が発生しました。台風10号は今後も発達しながら、日本の南を北上する見込みです。
予報円が大きく、予報にはまだ幅がありますが、26日(月)〜27日(火)頃は暴風域を伴いながら「強い」勢力で、西〜東日本に接近または上陸するおそれがあります。
西〜東日本を中心に大荒れの天気が予想されますので、大雨や暴風などの台風への備えは早めに行っておきましょう。
台風接近 大雨など早めの備えを
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも確認しておいてください。