暑さがおさまる頃と言われる「処暑」 今後の暑さは?

2020年8月23日(日)5時0分 ウェザーニュース

2020/08/23 05:09 ウェザーニュース

今日23日からは二十四節気「処暑」(しょしょ)、七十二候「綿柎開」(めんぷ ひらく)です。
今日も30℃以上の真夏日の地点が多く、35℃以上の猛暑日となるところも予想されています。
暦の上では、この時期からはだんだんと暑さがおさまる頃と言われているのですが、実際はどうでしょうか。

この時期の傾向

気象庁の統計によりますと、東京のこの時期(8月下旬)の平均気温は26.1℃(1981年〜2010年)。また、最高気温の平均は30.4℃です。
最近では、東京の最高気温が35℃を超える猛暑日が続いたり、夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜が続くなど1日中暑い日が続いていました。
この先一週間については猛暑日の予想はありませんが、各地で最高気温が30℃以上の日が続くなど、日中は油断できない暑さが続く見込みです。
昼間の暑さがおさまるのはもう少し先のようですが、朝夕は少しずつ涼しさを感じるようになってきそうです。

気になる今後の暑さは?

20日(木)に気象庁が発表した1か月予報によると、9月にかけて暖かい空気が流れ込みやすい見込みです。全国的に平年より高い状態が続く予想となるため、秋の訪れはゆっくりです。
引き続き熱中症、夏バテ対策が欠かせません。

気温よりも注目すべきは…

暑い日が続くと心配されるのが熱中症。
しかし、熱中症を予防するには気温よりも重視して欲しいポイントがあります。
それは湿度!
「昨日ほど気温は高くないし、今日はエアコンを我慢しようかな…?」
なんて思った方は要注意!実は気温だけでエアコンをつけるかどうか判断するのは危険です。
湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくくなります。すると体の熱を外に逃がす機能がうまく働かず、熱中症にかかりやすくなってしまうというわけです。
気温だけではなく、湿度にも注目して上手にエアコンを活用してください。
これからの時期も屋内・屋外問わず熱中症への対策は万全に!

参考資料など

【引用元】
気象庁「過去の気象データ 8月23日〜9月6日の東京の最高気温(2007〜2016年)」
【参考・参照元】
環境省 熱中症予防情報サイト「熱中症の予防方法と対処方法」http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php
環境省「熱中症 環境保険マニュアル2014」http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/envman/full.pdf

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