あまりに深い母の愛 がん闘病を経て最期の言葉はまさかのジョーク

8月28日(水)8時1分 しらべぇ

病室(gorodenkoff/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

我が子の成長と巣立ちを見届けたい。しかし「間もなく寿命が尽きる」と宣告された女性が、子供のため、そして夫のため、最期の瞬間まで明るく振る舞った。

体が弱り発声も困難になっていた女性だが、息を引き取る直前には自慢のユーモアセンスで悲しみに暮れる夫を和ませたという。


■腸にできたがん

14歳の時に付き合い始め、順調交際の末に結婚した夫婦が英国にいた。

しかし2度目の妊娠時に女性は体調の異変を感じ、医師らに相談。だが医師団が下した診断は、「妊娠のせいでしょう」。2017年に出産を済ませたが女性の体調は元には戻らず、ほどなくして「腸にがんがあり、末期状態です」という衝撃的な宣告を受けた。

それを聞いた女性は「私の死を知り子供が嘆く日が来ると思うと耐え難い」と考え、子供たちに対する愛情をタップリ込めた文章を書きつづり、それを出版した。


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■治療の様子を公開

「余命わずか」と言われた女性だが、積極的に治療を受ける一方でがん闘病の様子をもネットで公開。

これを多くの人が視聴し女性と家族の様子に胸を打たれ、アップされた動画は何千回もシェアされ瞬く間に話題になった。

■チャリティを設立

また女性は子供たちを心配し、「夫が育てるにせよお金がかかります」「少しでもお金を残してやりたいのです」という切ない思いを吐露。女性の想いに賛同した人たちからは、善意のお金が寄せられた。

しかし目標としていた金額に到達するなり、女性は救済団体を設立。しかも「今度は我が子ではなく、家族のがん闘病で苦しむ人達に贈り物を届けたい」とその理由を明かし、人々を驚かせ感動させた。


■最期の言葉

その女性も徐々に弱り、最期の瞬間が近づいた。「妻が不安を感じぬように」と夫が寄り添っていたというが、夫の耳元で妻は必死に何かを言おうとしたとのこと。だが声が弱々しく聞き取れず、夫は何度も「もう一度言って」と聞き返したという。

この時点で声も出せぬほど弱っていたにも関わらず、女性はなんとカッと目を見開き「ちょっとアンタ、耳が聞こえないっての?」とハッキリと発言。それが女性の最期の言葉になったといい、夫は「どんな状況でもユーモアを忘れない妻でした」とSNSに書き込んでいる。

残酷な運命に苦しむ一方で、子供と夫の気持ちを最優先。そして同じ状況に苦しむ家族たちをも思いやった女性の死を多くの人が悼んでいる。


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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原



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