大雨すでに100ミリ超も 前線活発 東北

2018年8月30日(木)16時27分 tenki.jp

降り始めからの雨の量がすでに100ミリを超えている所があります。東北地方は、この夏たびたび大雨に見舞われてきましたが、今回もまた雨量が多くなってしまっています。このあともさらに雨量が増える恐れがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

きょう30日 土砂災害に厳重警戒

東北地方は、断続的に激しい雨が降って大雨となっている所があります。けさは青森県下北半島の東通村小田野沢で1時間に43ミリと、バケツをひっくり返したような激しい雨が降りました。8月としては観測史上もっとも多い値です。
また、秋田県内では、小坂町藤原や仙北市桧木内で、降り始めからの雨の量が100ミリを超えています。山形県、岩手県、宮城県、福島県でも雨雲が局地的に発達し、どしゃ降りとなっているところがあります。このあとも活発な雨雲がかかり、雷を伴って雨脚の強まることがあるでしょう。さらに雨量の多くなるおそれがあり、少しの雨でも土砂災害の起こる危険性が高まっています。引き続き、土砂災害、低地の浸水、河川の増水に警戒をしてください。

あす31日 南部で大雨のおそれ

東北北部に大雨をもたらしている秋雨前線は、ゆっくりと南へ下がるでしょう。このため、大雨の範囲は、あすにかけて東北南部へ移りそうです。特に山形県の庄内地方では、あすの夕方までの24時間に150ミリ近くの雨が一気に降るかもしれません。すでにどしゃ降りの雨となっていて雨量が多くなっていますので、土砂災害には厳重に警戒が必要です。宮城県でも山沿いを中心に強く雨の降るおそれがあります。福島県でも大気の状態が一段と不安定になり、雷雨となるでしょう。急な強い雨や、落雷、竜巻などの突風に注意してください。
日中の気温は28度〜30度のところが多く、ムシムシとしそうです。湿度が高いので、熱中症にも気を付けてください。

2日(日)は晴れ間にホッ

9月1日土曜日にかけても東北地方は雨の降る所が多いでしょう。雨量がさらに増えるおそれがあります。2日日曜日になると日本海側や北部を中心に晴れ間が出て、少しホッとできそうです。
来週になると、台風21号の動きに注意しなければいけません。秋の台風は、台風の進路を左右する偏西風の位置が本州付近まで下がるため、急に向きを変えて東北地方に近づくおそれがあります。この夏もたびたび大雨に見舞われた東北地方ですが、秋の始まりも大雨に気を付けなければいけません。来週は、台風の最新の情報をよく確認するようにしてください。

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